ICL Q&A

【ICL手術で失敗しないために】信頼できるドクターの見極め方とは?

あなたは手術する医療機関をどのように選びますか?
「ICL手術で失敗した」と後悔している人は担当医との意思の疎通がうまくいかなくて、思ったとおりの見え方を手に入れられなかった場合も多いものです。
今回は同じ眼科医の立場から、信頼できるドクターの見極め方をいくつかご紹介しましょう。

こちらの「希望」や「意見」をちゃんと聞いてくれる

ICL手術でいちばん重要なことは、手術後にあなた自身が「期待どおりの結果になった」と満足できることです。
どんなに優れた技術や豊富な実績をもっていても、患者さんの希望と向き合うことをしなければ手術個々の成功は実現できません。
屈折異常を矯正するICL手術は病気を治療するためのものではなく、目的は患者さんのQOV(Quality Of Vision=視覚の質)の向上、ひいてはQOL(Quality Of Life=生活の質)の向上だからです。
主体はその眼を長く使い続ける患者さんにあります。
すぐに「手術しましょう」と話を進めようとするドクターは論外として、こちらの話を聞き流しているような感じがしたら要注意です。

なかには無口でコミュニケーションが苦手なドクターもいますが、そういう性格の人でも名医はカウンセリングを大切にします。
ですから患者さんの側も遠慮したり任せきりにしたりせず、疑問や気がかり、迷っている点などを口に出してみてください。
たとえば「なるべく長く使いたいけれど、そろそろ老眼が始まらないかと心配で」と話せば、「では度数を少し落として、多少の老眼なら裸眼で不自由がないようにしましょうか。その代わり、今の時点では見え方がやや甘くなりますが、よろしいですか?」などと解決法を一緒に考えてくれるはずです。

「最先端知識」と「手術経験値」の両立

眼科医療はここ30年ほど、目覚ましい発展を遂げてきました。
ICL手術も多様なレンズが生まれ、少し前まで常識だったメソッドが時代遅れになり、新たな可能性を広げて刻々と動いています。
それだけに眼科医はさまざまな情報を漏らさずキャッチし、有意義なものを自分の診療に生かすために勉強と研究を重ねていかなければなりません。
十年一日の繰り返しでは、最新・最善の眼科医療を患者さんに提供できないのです。

今の時代、公式サイトを覗けばそのドクターあるいは医療機関のことがある程度わかります。
できれば、いくつかの眼科のサイトを見比べてください。
更新が頻繫かそうでないかに関わらず、内容によってどのような熱意とスタンスで診療を行っているか伝わってくるものがあると思います。

また公式サイトには、これまでの治療実績や得意とする分野、セールスポイントなどを載せているところが多いものです。
ICL手術は“手技”でもありますから、経験値の高さは安心材料のひとつとなります。
そもそもアメリカやヨーロッパでは「眼科医は外科医」と認識されているほど、眼科は多くの疾患を手術で治療するのです。
可能ならこれまでの手術件数と、その成功率、患者さんの満足度などを確かめるとよいでしょう。

リスクやデメリットも包み隠さず提示する「誠実さ」

これは公式サイトの中身についてもいえることですが、ICL治療のメリットだけを伝えるのは患者さんに対して不誠実だと私は考えます。
度数ずれなどの不具合や合併症の発生率が現在のように減っても、手術のリスクがゼロになったというわけではありません。
メリット、デメリット、リスクを包み隠さず提示し、「できること」と「できないこと」を明確に解説してよく相談する、そして最終判断は患者さん自身に任せるというのがICL手術における眼科医の役割です。

手術が終わっても定期検診がしばらく続き、ICLレンズは取り出さない限り患者さんの眼の中にとどまります。
その意味では人間的にも相性のいい、良好な信頼関係をスムーズに結べるドクターに出会えればベストかもしれません。

「料金体系」がはっきり明快

以前もご説明したとおり、ICL手術は全額自己負担の自由診療です。
そのため料金にばらつきがあり、同種類のICLを使った手術でも両眼で20万~30万円の開きが生じることも珍しくありません。
高額なところは名医がいたり、設備がラグジュアリーだったり、交通便がよかったりするので患者さん自身が納得して選んだのなら何も問題はないのですが、気をつけていただきたいのが料金体系をあやふやにしている医療機関です。

適応検査や術前検査や術後の定期検診は手術代に含まれているのか、それとも一部あるいはすべてが別途料金か。
万一、レンズの度数ずれで交換が必要になったときは有料か、無料か。
そうした詳細の部分をあらかじめわかりやすく明示せず、あとになって請求書を見て驚くようなことでは釈然としない気持ちが残るのではないでしょうか。
ごまかしのない料金体系を、事前に、はっきりと提示してくれる医療機関を選びましょう。

まとめ

話をきちんと聞いてくれて信頼関係を築くことができ、最新の専門知識と豊富な手術件数をもつドクターなら手術は安心です。
あとは医療機関全体の経営姿勢。治療を始めてから別途料金に気づくことがないように、先に「検査代は手術費用に含まれていますか?」などの確認を済ませるのがおすすめです。

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