ICL Q&A

ICL手術で後悔したくない!リスクについて具体的に教えてください。

ICLは優れた点がフォーカスされやすいですが、もちろん反対にデメリットに数えられる点や、手術中・手術後に起こり得るリスクなどもあります。
手術を受けてから「こんなはずじゃなかった……」と後悔することのないように、あらかじめマイナスポイントも理解しておくことが大切です。

検査は大事! 度数ずれを防ぐために正確な測定を

ICL治療は手術を受けるまでに、準備期間を要します。
度数ズレを防ぐための精密な検査と、レンズ到着まで時間がかかることが大きな理由です。
以下で詳しく説明します。

◆最初の検査から手術終了まで3~4か月はかかる

手術を受ける前には都合2~3回の検査をします。
最初の「適応検査」は、ICL手術を受けられるかどうか見極めるためのもの。
OKの結果が出たら手術を申し込むかどうか決めるのですが、ここから手術終了までは通常3~4か月を要します。
患者さん個々の目に合うレンズのサイズや度数を知るために適応検査より精密な「術前検査」が必要ですし、その数値のレンズをオーダーメイドするので、メーカーに発注してから到着するまで1か月~1か月半はかかってしまいます。

◆検査の1~3週間前はコンタクトレンズNG

「術前検査」は、2回に分けて行っている病院やクリニックもあります。
このとき重要なのは、正確なデータをとるために検査前はコンタクトレンズの装用をしばらく控えること。
コンタクトレンズは角膜表面に乗せて使うため、その影響が角膜の形状に現れます。
本来の正確な形状を測定できないとレンズの決定に誤差が生じ(「度数ずれ」といいます)、手術後に期待どおりの視力を得られないかもしれません。
特にレンズの度数が強すぎた場合、「過矯正」といって近くも遠くもぼやける遠視のような状態になってしまいます。
過矯正の場合も、反対に屈折異常が残る「低矯正」の場合も、レンズを取り出して度数ずれのないものに交換することはできます。
しかし手術を受ける手間やリスクも当然2回分になりますので、術後の快適な裸眼生活のために数週間だけコンタクトレンズをやめて眼鏡を使いましょう。
装用の中止期間は個人差がありますが、ソフトコンタクトなら検査日の1~2週間前から、ハードコンタクトなら検査日2~3週間前からを目安にしてください。
なお、術前検査が2回ある場合はどちらもコンタクトレンズの装用を控えます。
術前検査を1回にまとめている場合は、適応検査の前に装用中止期間をお願いすることがあります。
視力が変動している時期は術後にレンズの度数が合わない可能性も考えられ、患者さんの視力が安定しているかどうか、少なくとも2回はコンタクトレンズの影響なしの状態で検査して数値を比較します。

起きる確率は低くても覚えておきたいリスク

ICL手術で生じる可能性のある不具合や合併症には、次のようなものがあります。
特に手術直後はリスクの高い状態です。
手術した医療機関がもしもの場合に備えて緊急の連絡先を伝えると思いますので、症状が気になったら遠慮なく相談しましょう。

◆感染症

体内に細菌などの病原体が入って引き起こす病気を「感染症」といいます。
ICL手術で感染症が起きるケースは非常にまれですが、手術の傷口が塞がっていないうち眼をこすったり、水を入れたりすると発症する可能性があります。
発症すると手術の治癒が遅れますので目の痛みやまぶたの腫れ、眼の中のゴロゴロ感が消えない、涙があふれてくるなどの症状が続いたときは受診してください。

◆緑内障・白内障

虹彩と水晶体の間にレンズを入れたことで眼内の水(房水)の流れが悪くなると、緑内障を招いたり水晶体が濁って白内障を発症したりすることがあります。
中心部に極小の穴をあけた新レンズ(Hole ICL)が普及してそれらの心配はなくなりましたが、レンズが水晶体に接触して白内障を起こすまたは進行させる可能性は皆無ではありません。
ただし白内障は高齢になれば誰もが発症する眼の病気ですので、将来的にはICL手術を受けても受けなくても起きると予測されます。

◆眼圧の上昇

術後に気分が悪くなったり頭痛や嘔吐が起きたりしたら、眼圧が上昇している恐れがあります。
これも滅多にないことですが、それらの症状があったときは手術した医療機関に連絡しましょう。

◆角膜内皮細胞の減少

角膜の最下層にある角膜内皮細胞は、角膜を透明に保つ働きがあります。
従来はその減少がICL手術のリスクとされてきましたが、Hole ICLの登場で解消されています。

◆ハロー・グレア

暗い場所で光を見たとき、光がにじんだり光の輪が見えたりすることを「ハロー」、光がチラついたり以前よりまぶしく感じたりすることを「グレア」といいます。
ICL手術後に起きるハロー・グレアはレーシック手術の場合より少なく、ほとんどの患者さんは数か月後に解消されるか、残っていてもいつの間にか慣れてしまうようです。
ただ術後しばらくは気になると思いますので、夜間の運転時などは注意してください。

術後ケアを完璧に守るまでが「ICL手術」

ICL手術は終わったとのアフターケアが非常に重要です。
ポイントに絞って紹介していますが、実際の術後ケアについては、かかりつけのクリニックにて適切な指示に従いましょう。

◆シャンプーは手術4日後、洗顔は1週間後までガマン

切開部が治癒するまで、眼やその周辺に触ったり水分をつけたりするのはとても危険です。
顔は眼の周りを避けて濡れタオルで拭き、洗髪は手術4日後まで我慢してください。
シャワーは首から上を濡らさないようにすれば翌日からOKです。
そのほか運転やメイク、アルコールは1週間後を目安に。
仕事はデスクワークなら翌日から可能ですが、それ以外の人は担当医に判断を仰ぎましょう。

◆術後は点眼薬を忘れずに生活

手術直後は抗菌剤や消炎剤の点眼薬、抗生物質の錠剤などが処方されます。
特に点眼薬は翌日に5回ずつ、2日後から1日4回ずつと頻繁に点さなければなりません。
「もう大丈夫」と自己判断で使用を中止すると、炎症を起こして完治が遅れることもあります。

◆術後検診は必ず受けましょう

経過観察の術後検診は手術翌日、3日後、1週間後、1か月後、3か月後、6か月後と徐々に間隔をあけて続きます。
ガイドラインは「経過観察は術後6か月まで行い、その後も一般検査のなかで長期経過を見守るのが望ましい」としていますが、治癒のスピードは個人差があります。
担当医が症状を見て判断しますので従いましょう。

まとめ

日帰りで受けられる簡単な手術…と思われがちですが、準備期間の「検査」とアフターケアの「点眼薬」「定期検診」は手術結果の成否に直結します。
また“万が一”の場合を知っておくことはリスクヘッジにつながります。
ICLのデメリットやリスクを把握したうえで、納得の快適裸眼生活を手に入れましょう。

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